▲ラクチ、登山列車最高点シユスタニ、チチカカ湖04/18/ (火) 06:59 | 編集
トップ>ペルー【世界遺産あり】>
ラクチ、登山列車最高点シユスタニ、チチカカ湖今日はクスコからラクチ遺跡と登山列車の最高点、シユスタニ遺跡と経由して、最後はチチカカ湖に到着する予定。単なる移動ではなく、プレインカの三遺跡(ピキリャクタ、ラクチ、シユスタニ)と寄るので楽しみだ。 まず、ピキリャクタ遺跡だ。かなり大きな遺跡だが、石組みはインカのものに比べるとかなり荒い。なんか、こー、イマイチって感じ。何も見るところはなく、そのまま次のラクチ遺跡へ。 二つ目はラクチ遺跡。一つ目がイマイチだっただけに、あまり期待してなかったが、入り口を入ってみると・・・ すげー!!こんなにちゃんと残された遺跡がペルーにあったんだー。
土台の上にちゃんとデカイ壁が残っている。ペルーの遺跡では、石組みの上の建物部分は、ほとんどがスペイン人に壊されたと思っていたー。
すげー。ちゃんと残ってるー。しかも、デカーイ。 【壁:上に乗っかっている屋根は侵食防止用】 ![]() 下の石組みにはインカの象徴である12角の紋様(菱形の一辺がそれぞれ三段になっており、全部で12角になっている紋様)が石組みで作られてあった。ガイドさん曰く、インカの技術はスゴイと言われているが、それは、いろんな地方のいろんな文化からいろんな技術を吸収して、結集したものだからだとのことだ。したがって、それぞれのプレインカの遺跡(ラクチ遺跡など)にはところどころにインカの技術の一部を見ることができる。 【12角の紋様】 ![]() このラクチ遺跡の立派な壁の周りには住居跡なども残っていた。なかなかちゃんと残っている遺跡だ。ラクチ遺跡の周りの山には城壁も残っていた。かなりいい状態で残っている遺跡だ。しかし、土でできているため、風や雨の浸食を受けているらしい。したがって、このデカい壁にも侵食防止用の屋根がつけられている。これは復元でも何でもないらしい。裏から見ると壁がくずれないように支えられていた。こういうちゃんと残されているラクチ遺跡のような遺跡はちゃんと保存をしてもらえるよう強く願うばかりだ。 ここまででクスコから約1時間。その後、アンデスの高原地帯を車はひた走る。とにかく高原・高原・高原・・・突然、睡魔が襲ってきた。 あれ?!昨日、結構寝たのにー。 何でこんなに眠いんじゃー。 などと思っているうちに、落ちてしまい、2時間ほど熟睡。後からガイドさんに聞いてみたところ、軽い高山病だと眠気も催すらしい。僕は頭痛、吐き気など高山病らしい症状は一切出てなかったが、どうやら、この睡魔が高山病だったらしい。この辺りはずっと4000mを越すところを走っていたので、さすがに高山病になったらしい。 気づいたら2時間ほど経過。到着したのが、この道で一番高いところ。なんと 海抜4300m!!たかーい! しかも、 アンデスの山々が美しー。 ここまで来ると、ロッキーなどと同じように山が青色っぽくなってくる。ちなみに、ここは登山列車でクスコからプーノに行っても通ります。 【最高地点:よく見れば小さな看板に4335mと書いてあります。】 ![]() 【最高地点から見えるアンデスの山々:道路の左に走っている鉄道が登山列車】 ![]() ここにはアルパカがたくさん飼育されていた。 アルパカだらけ!! 4000mを超えると植物がたくさん生えるわけではないので農業には向かない。が土地だけはやたらと余っているみたいなので、みんなそこに放牧をしている。なかなかおもしろい。 【アルパカの大群】 ![]() ここから更に2時間ほど走るとフリアカの街に到着。この街は・・・ 雑然としていてアジアの街みたい!! ここにはリマやクスコに行く飛行場もあり、チチカカ湖の玄関口と言った感じ。ペルーには珍しい平地の町なのでタクシー用の三輪自転車なんかも走っている。全く別の国にきたみたいだ。 【フリアカ】 ![]() フリアカから更に一時間ほど車で走るとシユスタニ遺跡に到着。シユスタニ遺跡は、既に、もうチチカカ湖の近くだ。シユスタニ遺跡もプレインカの時代のもの。昔から今に至るまでチチカカ湖近辺で話されるアイマラ語を話していた民族の遺跡だ。この地域の民族は1400年ごろにインカに征服されたものの、それなりに強い力を持っていたので、インカ帝国がこのチチカカ湖の地方に対して、自分の言葉(アイマラ語)を使うことを許したらしい。したがって、今でもこのチチカカ湖近辺ではケチュア語(インカの公用語)以外の言語としてアイマラ語が使われているらしい。 それくらいだから、このチチカカ湖近辺の民族の文化はインカに大きな影響を与えていた。このシユスタニ遺跡は歴代の王が埋葬されている墳墓の遺跡だが、石組みの精巧さやインティライミ(日時計)など、明らかにインカ文明に影響を与えたと思われるものがたくさんある。 このシユスタニ遺跡は大きなお墓群であるが、そのお墓は時を追う毎に進化しており、地中に埋まっているものが2000〜3000年前、半分埋まっているものが1500年前、地上に大きく出ているのが1000年前ぐらいらしい。このシユスタニ遺跡を歩いていると、この進化が手に取るように分かっておもしろい。特に、高台の上に作られた大きなものは5m近くあり威厳もある。 【墳墓:横にいる人がガイドさん。それと比べてみて下さい。デカイ!】 ![]() また、このシユスタニ遺跡のお墓でおもしろいのは各お墓に小さな動物が刻まれていることだ。この地方の民族は今でも自分の名前にトカゲやヘビなどの小動物の名前を入れているらしい。それが一族の守護神のようになっており、したがって、その一族の人が亡くなるとお墓にそのマークを入れる。 【墳墓の小さなマーク:この人はトカゲ】 ![]() 上の二つの写真を見てもらっても分かるように。シユスタニ遺跡のお墓は石を精巧に組み上げて円形を作っている。これはマチュピチュの太陽の神殿に見られた石組み技術だ。組み上げている石の種類は違うものの、明らかにこちらの方が古い遺跡らしい。つまり、インカのあの精巧な石組みはここの文化の技術を吸収して作られたものなのだ。 また、このシユスタニ遺跡の中にはお墓の作りかけのものもある。これがまたおもしろい。これを見ていると作る行程が良く分かる。下から組み上げていって、手が届かなくなると、次に横に組み上げるための斜面をつくる。お墓が大きくなると斜面もどんどん大きくしていく。で、中に埋葬物を入れて、最後にフタを閉めておしまいとなる。作りかけのものを見るとホントーによく分かる。 【墳墓作りかけ:右側の斜めの石組みが石を積み上げるための斜面】 ![]() また、このシユスタニ遺跡のお墓には必ず一番下のどこかに穴が開いてある。この穴は、必ず、春分と夏至の間の日に日が昇る角度に開けられているそうだ。この日は、彼らにとって、種まきを行う日で非常に重要な日であった。先祖が守護神として自分達を守ってくれていると信じていた彼らにとって、この重要な日に、お墓からミイラとなった先祖の遺体を取り出して、天日にさらし、中の埋葬物を掃除することは重要な儀式であったと考えられている。 ちなみに、このシユスタニ遺跡も然り、マチュピチュの太陽の神殿が春分と夏至の日の出の方向に窓があること然り、彼らの天文学は異常に発達していたと言われている。我々的には1000年近くも前に天文学が異常に発達していたことは驚きであるが、彼らにとっては当たり前のことであった。なぜなら、このアンデス地方は標高が高く、土地もやせているので、多くの作物を栽培することができなかった。天候によっては、作物が全滅することだって考えられる。そうなると民族存亡の危機となってしまう。したがって、彼らは、いつ種まきをし、いつ刈り取りを行うのが、最も効率よく収穫できるかを知る必要があったのだ。そのために天文学を利用していた。幸い標高が高いので星空も見えやすい。彼らにとっては生きていくために必要不可欠な知識だったのだ。 なお、プレインカやインカの遺跡には倉庫・段々畑がセットであり、芋を乾燥させた保存食などがよく見受けられるが、これも少ない土地で多くの収穫を得て、効率よく保存を行うための術であったと考えられている。人間の生きていくための知恵とは現代の知識を遥かに凌駕するものとなるのだ。 ちなみに、このシエスタニ遺跡は美しい湖が見られる高台にあり、多くのお墓が見受けられる。昔の人も先祖を見晴らしのいいところに葬ってあげようと考えるところは現代の人にも通じるところがある。 【お墓の窓】 ![]() シユスタニ遺跡から帰ろうとすると、一人の原住民の少女が動物を連れて歩いている。リャマのようにも見えたが、何だか細い。ガイドさんに聞いてみたところ、 ビクーニャだ!! ビクーニャはリャマやアルパカと同じように高地に住む生き物だが、非常に臆病なので飼育が難しく、事実上家畜にはなっていない。したがって、野生にしかいないので非常に数が少なく、政府も保護をしているくらいだ。 なーんで、政府が保護している動物を少女が連れて歩いとるんじゃ! と聞いてみると、この遺跡の湖に浮かぶ無人島はビクーニャがたくさん住んでおり、政府の許可を得て、そこから観光客用に一日一匹だけ連れてきて、また島に戻しているのだそうだ。 うーん、保護している割にはいいかげんな管理・・・( ̄〜 ̄;) しかし、このビクーニャ、見てみると、目が大きくてまつげも長いので、とーっても切ない顔をしている。それが少女に連れられて歩いていると・・・ホント、 ドナドナの音楽が流れてきそう! 【ビクーニャ:顔がドナドナ】 ![]() で、シユスタニ遺跡を出て、30分ほど走ると、ついにチチカカ湖に到着!ここが、汽船が通る湖としては世界最高に位置し、神が光臨すると言われた湖かー。しかも、ホテルは奮発して リベルタドールホテル! このホテルはチチカカ湖に浮かぶ島の上に立てられたホテルで五つ星。どの部屋からでもチチカカ湖を見ることができる素晴らしいホテルだ。地球の歩き方 ペルー編曰く「朝、毛布にくるまりながらチチカカ湖を望むことができるのはこのホテルだけの贅沢」なんだそうだ。 ただし、確かにどこからでもチチカカ湖は見ることができるが、西側はプーノの町に近いので幻想的なチチカカ湖を見ることはできない。可能であれば東側に面した部屋に泊まるようにしましょう。一泊US$212(=約2万3千円)もするホテルだ。部屋に入ってカーテンを開けてみると・・・ きーれーいー!! きれいがな!これだけで、US$212の価値はあるがなー!! カンドー!! 【ホテルの窓からの景色】 ![]() 時間も時間だったので、チチカカ湖に沈む夕日を見に展望台(これもリベルタドールホテル専用。ロビーの横にあるバーを抜けると外に出られる。)にでてみる・・・ おー!!チチカカ湖が一望できる!!きれー! リベルタドールホテルに泊まったものだけの特権だ。しばらくすると日が沈んでいく。夕闇迫るチチカカ湖に一艘のの帆掛け舟がでてきた。静かにたたずむチチカカ湖に風を受けて静かに進む帆掛け舟。 絵になるー!! 【帆掛け舟】 ![]() しばらくしていると日が沈む。実は、このホテルからの夕日は山に沈んでいくので赤くなるわけでもなく比較的明るいので、夕日自体はそれほど美しくはない。しかし、日が沈んでからしばらくすると、東側(反対側)の山々が赤く染まっていき、幻想的な光景を見せる。 夕日は夕日そのものが美しいのではない。夕日によって赤く照らし出されたものが美しいのだ。だから夕日が沈んだからといって見るのを止めてはいけない。 アメリカ横断旅行や今回の南米旅行で得られた大事な教訓だ。そう思いながら、じっと待っていると、チチカカ湖の岸から手漕ぎボートがでてきた。どうやら漁をしているようだ。ちょうど山々も夕焼けで赤く照らしだされてきた。 きーれーいー!! きれいがな!!真っ赤な山々を背景に聖なるチチカカ湖で行われる漁。人間と神と大自然が一体化している瞬間だ。この光景が何百年も続けられてきたと思うと古代のロマンを感じざるを得ない。待っていて、 ホントーに正解! 【夕焼けとボート】 ![]() 部屋に戻った後、食事。ディナーもビュッフェ形式だ。さすがに五つ星ホテルだけあって、ちゃんとおいしい。ただ、ビュッフェの中に、チチカカ湖名産のマスやキングフィッシュがなかったことが残念であった。 食事の後、しばらくして、また外に出る。今度は星を見るためだ。高度が高く、空気も澄んでいるここであれば、ホントーにきれいな星空が見られるだろうと思い、寒空の中、展望台に出てみたところ・・・ Σ(゜∇゜|||)はぁうっ!あれ?!星見えないよ?! 展望台に付けられたライトが明るすぎるのだ。 これじゃー星見れないよー。 リベルタドールちゃんと考えてくれよー!! いいホテルなんだからー!ヽ(`Д´)ノ ライトが当たらないように、展望台の向こう側にある崖を降りる。ある程度降りてみると、ライトが当たらない場所に辿り着く。ここまでくれば きれー!! 今度はちゃんと見える。天の川もちゃんと見えた。しかも、夜景(プーノの街はそれなりに夜景がきれい)と天の川が同時に見られるというかなりなレアもの。 これはきれー。 流れ星も1時間の間に六つほど見れた。これは今まで体験したことのない数だ。ただ、星そのものだけで言えば、イースター島の方がきれいであった。やはり、ここでは光の量が多すぎるのだ。ガイドさん曰く、タキイエ島などチチカカ湖に浮かぶ島々に行けば、電気もつかわれていないので、気持ち悪いぐらい星が見えるらしい。今度、チャレンジしてみたい。 ちなみに、チチカカ湖であれば何も聞こえない世界で満天の星空を見ることができると思っていたが、実際は何故か犬の鳴き声があちこちから聞こえて結構うるさい。 何とかしてくれー!!ヽ(`Д´)ノ 【星と夜景:地平線近くに見える明るい三角形の星が南十字星の一部】 ![]() 【天の川:画面の曇りのように見えるのが天の川】 ![]() ↓ ↓ 今日もクリック一回ご協力どうかよろしくお願いします m(_^_)m 人気ブログランキング ![]() (ポイントが上がるととても励みになります。よろしくお願いします。) 【今日の海外旅行お得サイト情報】 src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js"> 【日本からチチカカ湖への行き方】 日本→(飛行機)→リマ→(飛行機)→フリアカ→(鉄道orタクシー)→チチカカ湖(プーノ) もしくは、日本→(飛行機)→リマ→(飛行機)→クスコ→(登山列車10時間14ドル)→プーノ ※クリックした後でてきた画面で「行き先」の中の都市のリストの中で「プーノ」をクリックしてもらえれば検索結果がでてきます。28万円からマチュピチュなどもセットになったツアーがあります。 ※クリックの後に出てきた画面の指示に従い、「クスコ」とクリックすれば検索が得られます。17万円から。ただ、↓の一覧でリマまで予約し、リマからクスコまでのフライトをペルー専門会社(ナオツアー、ミッキーツールなど)に頼むやり方の二種類で値段を検討した方がいいかも・・・ ※今のところ、日本からフリアカへのフライトを予約する方法が見つかってません。なので、リマ往復を予約し、リマ=フリアカ間はペルー専門会社(ナオツアー、ミッキーツールなど)にお願いするしかないようです。フリアカ行きのフライトが見つかったら、また掲載します。 地球の歩き方 ペルー編 この本では、チチカカ湖のほとりの町、プーノへの行き方、ホテルなどが丁寧に書かれてあります。なんと言っても秀逸なのが、チチカカ湖のボリビア側もきちんと書かれていることです。国境をまたいでいるので、他のガイドブックならボリビア側が書かれてないこともあると思いますが、ここではちゃんと掲載されてます。なので、チチカカ湖に行くならこれ一冊で十分です。
トップ> ラクチ、登山列車最高点シユスタニ、チチカカ湖 | ペルー【世界遺産あり】 |
|
|ページ上部へ
|